GTA5 グランド・セフト・オート Vというゲームが、Epic GamesでPC版が5/21まで無料になっています。
バーチャルな都市でマトリックスの様です。
ずーっとやってみたかったゲームなのですが、PS4版半額の時も我慢して購入しなかったので、とっても楽しみにしていたのですが、私の愛用するMacbook 2017では、スペックが不足していて、動きません・・・。
そこで、AWSという、サーバを時間単位で提供してくれるクラウドサービスを利用して試してみました。
ちょっとお試しで利用する分には、PCを購入するよりも、高スペックのPCを安く利用することができます。
ただし、AWSは自由度が高いのですが、間違って色々利用してしまうと利用料が高額になるので、ご利用には十分注意してください。
今回、準備した構成はこんな感じです。
AWS上にサーバEC2とストレージEBSを準備します。
・EC2インスタンスはGPUの最新インスタンスで一番安いg4dn.xlargeを利用、東京リージョンのオンデマンド料金だと0.894USD/時間なのですが、今回はスポットインスタンスで$0.397 /1 時間で利用ができます。
スポットインスタンスは、当該インスタンスの需要が高まると、他の方に利用されててしまうリスクがあるのですが、その分価格が安くなります。
遊んでる時だけ立ち上げれば良いので、20時間ですと、8USD程度です。
・EBSはOS用 30GBとゲームソフト保存用の100GBを汎用 SSD (gp2)で準備しました。1 か月にプロビジョニングされたストレージ 1 GB あたり 0.12USDと、若干高めです。単純計算で15.6USD/月かかります。
一方、利用しない時はEBS スナップショットで保管すれば1 か月に格納されたデータ 1 GB あたり 0.05USD、なので、6.5USD/月になります。
・また、通信利用料が別途発生します。Amazon EC2 からのデータ転送送信 (アウト)に対して発生。
1 GB /月まで | 0.00USD/GB |
その後 9.999 TB /月まで | 0.114USD/GB |
その後 40 TB /月まで | 0.089USD/GB |
その後 100 TB /月まで | 0.086USD/GB |
150 TB/月を上回る場合 | 0.084USD/GB |
これは、読みづらいですが、5MB/Sとすると、5MB/S*60秒*60分*20時間/1000*0.114=40USD程度です。
転送量が高額になりがちなので、帯域を絞った方が無難ですね。
では、構築方法です。今回、遅延を最小限にするため、またPS4のコントローラを使いたかったのでParSecというツールを利用しました。
Step1 ParSecでユーザ登録して、クライアントにソフトをインストールします。
Step2 AWS上にEC2とEBSを準備します。
EC2にアクセスするため、RDSのポートを解放する際、IPアドレス制限をしておいたほうが良いでしょう。全世界に解放することになりますんので。
Step3 EC2にRDSでログインして、ParSecをインストールします。ホストになります。
Step4 クライアントのParSec上でEC2が表示されるので、ログインすると、ホストに接続ができます。
Step5 あとはEpicGamesのソフトをインストールしてGTA5をダウンロードすれば、遊べます
Step6 遊び終わったらEC2とEBSをスナップショットで保存して、必ずEC2とEBSを削除しましょう。
削除しないと毎時間課金がされてしまいます。
これがAWSの良い面でもあり、恐ろしい面でもあります。寝落ちすると、怖いですね・・。
実際に遊んでみた感想ですが、レイテンシーの影響でやはり操作は少し遅れる気がしますが、ちょっと試すには十分かと思います。
PC購入してまでは・・でも遊んでみたい、方には良いと思います。